引越しで大活躍したのはカミさんでした

結婚して初めて入居した住まいは、二世帯住宅の二階の住戸でした。 六畳、四畳半の二間に八畳ほどのダイニングキッチンがありました。 かなり広い廊下もありましたから、居住空間としては申し分がない広さでした。

二年後、隣の町に引っ越すことになり、業者を頼み、大きな家具類だけを運んでもらったのですが、 それでも二年の生活でかなり荷物は増えていました。 どうしても捨てられないものだけをかき集め、友人に軽トラを出してもらって運び込んだのです。

こう書くと、きっと僕一人が大変だったように思われることでしょう。 でも実は大変だったのはカミさんの方でした。 このころ僕は仕事が忙しく、引越業者さんとのやりとりも、 それまで住んでいたところの掃除も、引越の手続きも、すべてカミさんがやっていました。

僕は細かい荷物を友だちに助けられて運んだだけです。 引っ越しが終わったその夜、カミさんはぐったりとしてしまいました。 当然です。何も言えませんでした。もちろん、 それから僕はカミさんの小言を聞かされる運命にあったのです。

転勤で引越し

今まで何度も引越しを経験してきましたが、大変だったのは数年前、 夫の転勤で田舎から首都圏に行った時です。その頃、子供が1歳半で手のかかる時期でした。 子供を連れての引越しは大変です。

しかも長距離。結局、荷物を引っ越し業者に託した後、私と子供は車で1時間の実家へ行き、 後日飛行機で引越し先へ行きました。 (子供と移動するのは大変で、初めて乗った飛行機の中で子供は不機嫌で疲れました。) 夫はその日に首都圏へ行き、宿に泊まって、確か翌々日に引越しの搬入をしてもらいました。

引越し先に無事着き、今度は荷物をほどき、部屋を生活できる空間にしなければなりません。 自分1人なら何の問題もないこの作業も幼い子供がいるとちっとも進まず、片付かず、かなり長い間、 行き場のないダンボールが部屋の隅においてありました。

今までにない大変な思いをした引越しでしたが、近くに整備された公園もいくつかあり、 幼い子供をもつお母さん達も多い地域で、子育てするにはいい環境でした。

田舎ではできなかったすてきなママ友にも出会うことができ、 子供も公園でお友達と思い切り遊ぶ経験ができて、 結果的にすごくいい引越しがだったと思います。

初めての長距離の引越し

夫の転勤が決まり、私達は川崎から福岡県への長距離の引っ越しをする事となりました。 転勤だったので会社から指定された引っ越し業者さんに御願いすることとなりました。

引越し業者さんの値段は業者さんによるし、 日付や時間でも大きく違ってくると聞いていたのですが、転勤と言う事もあり、その辺の心配はしなくて良かったのは助かりました。

ただ、夫の仕事に合わせてバタバタと転勤先の新居を決めて、 引越しまでの短い日程で、荷造りやら手続きなど全てをしなければいけなかったので、 本当にバタバタしていたと思います。

川崎が地元ですので、地元を離れるにあたって、 大切な人達にはひととおり会ってから引越したいと言う思いもあって、さらにバタバタしていました。 荷造りも夫が多忙でしたので、ほぼ自分でまとめなければ行かず大変でした。

引越し業者さんから引越しの手引きのようなガイドブックを頂いていましたので、 それを見ながら荷物をまとめました。 これは初めての大きな引越しをする私にとってとても勉強になりました。

先に荷造りしてよいもの、最後まで出しておきたいもの、荷物の重量が偏り過ぎないように、 分散するなど、色々なアドバイスがありました。 箱に書き込む文字ひとつでも、引越した後スムーズに荷物整理をするには大切なんですよね。

バタバタと一人で荷物をまとめたような引越しでしたが、 この手引きのおかげもあって無事荷物はまとまりました。

人生初の引越しと賃貸物件探しの思い出

引越しをするというのは、住まいを変えるということです。 そのため、引越しした回数分、家を変わった経験もあるということになります。 引越し自体も大変なことですが、引越し先で住むところを探すというのも、 なかなか大変なことです。

その先何年間か暮らす家になるわけなので、 できるだけ快適に暮らせそうな家が良いわけですが、 やはり予算との兼ね合いがあるので妥協できるところは妥協せざるを得ないのです。 私は、就職したときに実家を出て一人暮らしを始めたのですが、 そのときが人生初の引越しであり、賃貸物件を探したのも初めてでした。

普段車を運転していて何気なく目にする風景には、 賃貸アパートはとてもたくさんあるように見えるのですが、 実際に自分が住むところを探すとなると、条件に合う物件はなかなか見つかりませんでした。 通勤は車なので、駅からの距離は気にしませんでした。 ただ、南向き、玄関が狭すぎないこと、浴室とトイレが別れていることなどが条件でした。 それから、就職して会社に通うために一人暮らしを始めるわけなので、 会社にはできるだけ近い方が良いと思いました。 そのため、会社から車で10分から15分程度の範囲内でアパートを探しました。 何件も不動産やを訪ね、いくつもの部屋を見に行きました。

今は部屋探しもインターネットでできますが、その頃は違ったので、 実際に何度も足を運ぶ必要があったのです。 大変ではありましたが、結果、会社からは20分と少し希望より遠くなってしまいましたが、 その他は条件に合った物件が見つかったので良かったです。 引越しも物件探しも初めてでしたが、全て自分にとって良い経験になったと思います。

不動産屋の担当者

何度か単身引越しは経験しているのですが、 初めてひとりで物件を探しにいった時のことです。 真冬の日のこと。雪が一日中降っているという悪天候の中、物件探しに出かけました。 急な引越だったので時間が限られていたのです。 不動産屋さんの中に入ると案の定、暇そうにしていました。 こんな日に物件を探しにくる人なんて普通、いませんからね。 私の担当は若い男性でした。

若々しい口調(ちょっと馴れ馴れしい感じだったかな。少し嫌でした。) でひとまず私の条件に耳を傾けました。 そして幾つか目星しい物件を挙げて見に行くことにしました。 しかし、どれも納得のいくような物件ではない。 私の条件が多すぎるのもありますが、 どうしても自分の生活スタイルからして納得のできない物件ばかり。

ちなみに私は物件を確認するとき、自分の家具の配置とか行動パターンとかを想像するんです。 そしてそれが上手く想像できなかったり、 生活行動に不都合が生じる可能性があるとこの物件はボツ。 今回は全てボツだったのです。

ひとつだけ「大丈夫かな」と思うものがあったので、 仮予約のような手続きをして後日親戚のおじさんにも見てもらうことにしました。 しかしおじさんと見に行ったらなんとなく違うような気がしてきたのです。 このときは担当の人が接客中だったので代理の人が担当して案内してくれました。

丁寧にお断りをして事務所に戻り、 もともと担当だった人にもその旨を伝えるとぶっきらぼうな返事をしてすぐに 「忙しいから」という理由ですぐに他の仕事に行ってしまいました。 初日の態度とは正反対!契約ができなかったとわかるともう「あたなは用なしです」 と言わんばかりの態度に豹変したのです。 怒るというよりも大人げない態度に呆れてしまいました。

だから他の不動産屋さんに行き、改めて探すことにしました。 すると今度はちゃんとした対応をしてくれて、 細かい条件を一緒に現地で確認してくれました。 全くの正反対の対応にまたまたびっくり。 時間がない中、不愉快な思いをしたけれど、 結果的に気に入った物件を見つけることができてよかった。 それにしても子供っぽい対応をしていた最初の担当の人は、 果たしてコンスタントに契約をゲットしているのか怪しいところですね。

出会いと別れとまた出会い

テナントとして入っていた店舗から、移転をすることになりました。かれこれ10年前に経営不振の前オーナーから店舗を買い取り、かわりにテナントに入ってから、こつこつ、こつこつと「とにかく人柄だ!」とご近所さんとの交流を大事にしつつ、仕事を確実にこなしていくうちに、毎月少しづつお客さんが増え、売り上げも増え、ゆっくりですが安定するようになりました。

今になっては、仕事中にコーヒーを持ってきてくださるお客さんや、毎回差し入れをもって遊びにきてくれるお客さん、と顔なじみや、お得意様もついてくださり、移転の際には「今度の住所はどこになるの?」「絶対いくから早くお店決めてきてね」と言ってくださって、お得意様方とのお別れには不覚にもうるっとしてしまいました。

無事引越しもおわり、新しい仕事場に商品を並べていると…「ここだったのねぇ早速きましたよ~」っと前店のお客さんが!引越ししても縁はつながっているんですね。